薬を飲まないのですか?

キーポイント

  • 法輪功の教えには、薬を飲むことを禁止したり、薬を控えるようにする内容はありません。
  • 法輪功の教えでは、業力と病気との関連について触れています。
  • 特に1990年代の中国では、法輪功は、健康改善と健康的なライフスタイルの促進に効果があることから人気を博し、多くの中国政府の高官が公然と称賛していました。
  • 「法輪功は薬を飲むことを禁止している」というのは、弾圧を正当化することを目的とした中国共産党による主要なプロパガンダの一つです。法輪功がもたらす主な利点としての「健全さ」から目を逸らせようとするものでもあります。

中国政府が用いたよくある嘘の一つで、欧米のジャーナリストが検証せずに報道してきたものに、法輪功修煉者は薬を飲むことを禁止されているため、命が危険にさらされているという内容があります。

法輪功は薬を飲むことを禁止しているのでしょうか?

絶対に禁止していません。法輪功の教えにはそのような言葉はありません。

法輪功の教えでは、個人が抱える業力と病気の関係を説明し、健康体は人の自然な状態であり、それは宇宙との調和であると示しています。

仏教の病気に関する見解(『健康と病についての仏教見方』英文)と同様に、病気による苦しみが身体の負の要素を取り除く助けとなることは説いていますが、病院や薬は確かに有効であり、病院に行くべきだと感じるのなら行くべきだと明言しています。漢方医学と西洋医学を選択するのと同様に、医者に行って薬を飲むか飲まないかは、その人自身が決めることです。

実際にどのような形で見られるかというと、病院に行き薬を良く飲む修煉者もいれば、病院には行くが薬は少なめ、不要であれば、飲まない修煉者もいます。薬を飲むことを一切禁じるような規律は全くありません。個々の修煉者は、自分の理解に基づいて教えを適用しています。「自分で決断する」ことは法輪功の中核理念です。

中国政府のプロパガンダにあるように、人の命が危険にさらされているのでしょうか。これを裏付ける調査は行われていません。それどころか、1998年の学術調査(『アジアの政治的思想』への紹介リンク:第3章が法輪功)では、対象となった12,000人の修煉者のうち97.9%が、修煉の結果、健康が改善したと回答しています。多くの法輪功修煉者は、自分を修めることと気功動作がもたらす健康への効果が、法輪功をする主な理由としています。また、(医師を含む)修煉者は、癌などの生命を脅かす病気が治ったことを報告しています。

1999年2月14日(迫害が始まる5ヶ月前)の米国ニュース&ワールド(英語原文)では、政府機関の一部である中国国家体育委員会の高官が、法輪功の健康効果を称賛していることを報道しています。

以下がその一節です。

“「法輪功や他の気功は、一人当たり年間1000元の医療費の節約となるので、1億人が実践すれば、年間1000億元の医療費の節約につながります」と、全国規模の評価過程に関わった1人の役人は語った。内部の覚書を引用し、彼は付け加えた。「朱鎔基総理はとても喜ばれています。国は今すぐにでもこの金額を使えるのです」と付け加えた。”

迫害の根拠としての中国共産党のプロパガンダでは、1400人の法輪功修煉者が治療を拒否したために死亡したという数字がよく使われています。この数字は、中国の国営メディア以外の情報源で検証されたことがありません。また、7000万人以上の修煉者の中で、7年間(1992年~1999年)で1400人が死亡したことは、特に、修煉者のかなりの割合が50歳以上であることを考えると、死亡率が非常に低いことを示しています。多くの修煉者は重病を患っていたために、法輪功を始めているのです。

さらに、法輪功は70カ国以上で修煉されていますが、修煉によって人命が危険にさらされたという報告はありません。中国共産党の拷問により、法輪功修煉者の人命が真に危険さらされているのです。

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