強姦と性的拷問

法輪功を修める女性たちが、拘束中に肉体的・性的な虐待を受けた凄まじい体験を語っています。ほうき、棒、電気パッドを用いての性的暴行は、膣からの出血に至り、有刺鉄線で胸を刺される、輪姦されるなどの証言があります。

男性も性的拷問を免れず、電気の通った牛追い棒で殴打されたり電気ショックを与えられたりします。これが夜の9時から翌朝の8時まで続くこともあります。拷問者たちは体中に牛追い棒をあてがい、肛門に突っ込むことまでしています。

The Status of Chinese People(中国人の置かれている状態)というウェブサイトでは、法輪功修煉者に対する数十種類の性的拷問の方法を記録しています。強姦、性的な悪戯、(トイレブラシやバトンなどの)異物を使った強姦、電気棒による性器への電気ショック、膣に唐辛子を押し込む、男女の乳首を引きちぎる、性器を蹴る、生理を止める薬を投与する、強制中絶するなどが挙げられています。

2001年、万家労働教養所で男性の囚人と看守に性的拷問を受け輪姦された、黒龍江省の譚広慧さん(拷問前と後の写真)。釈放時には、神経衰弱に陥っていました。

「信じられないほどの不徳な残虐行為の証言の中で、私の魂に最も衝撃を与えたのは、610弁公室の役人と警官が女性の性器を狙う淫らな行為が日常的に行われていることだった」と、中国の著名な人権弁護士・高智晟氏が、法輪功迫害の調査を行った後に語っています。

「ほぼ全ての女性の性器と胸、全ての男性の性器が、この最も下劣な性的暴行という迫害の対象になっています」と高弁護士は2005年12月中国共産党指導者への公開書簡で書いています。

高弁護士自身も、拘置された修煉者への虐待を調査したことで、収監・拷問・性的暴行を受けています。

不徳な残虐行為の中で、私の魂に最も衝撃を与えたのは、610弁公室の役人と警官が女性の性器を狙う淫らな行為が日常的に行われていることだった 中国の弁護士、ノーベル平和賞候補 高智晟氏

「2人が私の手を伸ばし地面に固定し、爪楊枝を私の性器に刺した。その時の無力感、痛み、絶望を表現する言葉はない」と高弁護士は後に記述しています。

中国人の女性修煉者のグループは、自分たちが受けた苦しみを書簡で次のように要約しています。警官は「ナス、歯ブラシ、ペットボトルを用いて性的に私たちの身体を侵害しました。吉林省の女子労働教養所では、法輪功を棄却させるために警官が女性の膣に唐辛子の粉を挿入しました」

女性に対する暴力に関する国連特別報告官の報告書では、2000年10月、法輪功を修煉する18人の女性が裸にされ、有罪判決を受けた男性犯罪者のいる刑務所の独房に投げ込まれた事例を引用しています。犯罪者は女性たちを強姦するようけしかけられ、罰せられることはありませんでした。このような虐待の目的は、女性の修煉者を屈辱し、心の傷を追わせることにあります。被害者は精神不安定に陥り、障害者となり、死に至っています。

米国に救出された後、法輪功学習者の尹麗萍さんは、米議会の「中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)」の公聴会で、馬三家労働教養所で体験した性的拷問について証言しました。彼女は4人の男性の受刑者のいる部屋に監禁され、気絶するまで殴られ、輪姦されました。意識を取り戻した後、暴行の様子がビデオに撮られていたことを知り、さらに屈辱を受けました。

最も顕著な強姦事件として、魏星艷さんの事例が挙げられます。2003年5月13日の夜、重慶大学の大学院生だった魏さんは、法輪功のメッセージ(「真・善・忍」など)が印刷された風船と横断幕を所持したことで逮捕されました。

警官が囚人2人に彼女の衣服を剥ぎ取るように命じました。そして、その囚人の前で彼女を床に押し倒しレイプしたのです。彼女の事件がネットで暴露されると、大学と地元当局は彼女の身元を消そうとしました。(英文記事