世界的な重要性

別国の精神修養とか、強制労働所で拷問されている中国人の話しに対して、「自分の生活や世界とどんな関わりがあるのか?」と尋ねる方もいらっしゃるでしょう。 いくつかの答えを用意しました。

我々すべてに影響する「真・善・忍」という普遍的な価値観への攻撃

法輪功の信念体系の中心には、宇宙の性質は基本的に善であるという理解があり、「真・善・忍」という価値観で概括されます。法輪功の修煉者は、これらの価値観を自分の思考と行動に取り入れることで、より高いレベルの善良さと精神的な智慧を得ることを目指しています。中国共産党(中共)による法輪功迫害の究極の目的は、単に宗教団体を根絶したり、政治的な脅威を排除することではありません。その目的は、法輪功修煉者が心に刻む根本的な美徳を破壊することにあります。そのため、修煉者が受ける拷問の多くは、中共が「転向」と呼ぶ、法輪功そしてその核心となる信念を放棄させることに焦点が置かれています。

法輪功の話の本質は、人類の善―東洋の多くの人々が「仏性」と呼ぶもの―と、それを根絶しようとする専制政治との、時代を超えた戦いと言えます。この戦いの中で、(法輪功修煉者かどうかは別として)私たちは皆、利害関係の存在する中で決断を迫られています。善を守る人々の側に立つのか、善を破壊する人々を支援するのか。直接的に支援しなくても、沈黙を続けることだけでも、破壊側に立つことになります。

20年間の法輪功への残虐な迫害を世界がどう受け止めているか。

世界70カ国以上で愛好され、人々の健康を改善し、優しさと誠実さの方向に向かわせる法輪功

どのような職業でも、どのような分野にご関心がある方でも、誰にも痛みはあります。深刻な慢性疾患を抱える方もいるでしょう。また、怒りや憎しみ、他人を利用する誘惑に駆られることもあります。法輪功は、「気功」の動作に「真・善・忍」の価値観を重視する精神的な枠組みをホーリスティックに合わせ、健康・精神状態・日常の行いの改善に効果をもたらしています。奇跡的な回復の例もあり、複数の医学的な研究や調査がこの効果を実証しています。

中国での無法状態の残虐な状況に直面し続ける何千万人もの家族

江沢民が迫害を開始した1999年当時、法輪功は1億人に愛好されていました(12人に1人)。しかし、江沢民の命令を実行するために中共が弾圧戦術を駆使し、修煉者と家族の生活は一変しました。法輪功を悪者にするための大規模なプロパガンダ運動が展開され、新たな強制労働所や一時的な拘置所が、大量の拘束者を収容するために建設されました。計画を実行するために、法には定められていない警察機動部隊が設置されました。実際に起こっていることが知られることのないように、インターネットには検閲が設定されました。その間、あらゆる職業、年齢の何百万人もの勤勉で誠実な人々が解雇され、その多くは「再教育」のために強制労働所に送られました。

現在、秘密警察は、自宅でプライベートに法輪功をしているという理由だけで、修煉者を自宅から拉致し、「再教育」のために強制労働所に送り込んでいます。その結果、法輪功修煉者は中国最大の「良心(無実)の囚人」グループであり、拘束中の虐待による死亡例が毎週、新たに報告されています。

中国社会の道徳・ガバナンスの危機を生み出した法輪功迫害

法輪功を一掃するという江沢民の決定は、修煉者とその家族だけでなく、中国社会全体にも影響を及ぼしてきました。法輪功修煉者の拷問・殺害に積極的に参加している役人は昇進します。隣人を法輪功修煉者であると告発すれば現金で報酬を得られます。弾圧運動への協力を拒否したり、弾圧運動に反対する人は、解雇・拉致・収監、時には殺害される危険性があります。法の支配と信仰の自由は、留まることなく侵害されています。法輪功迫害により優れた人材が国外へと流れ、道徳の危機が引き起こされ、さらには基本的人権に対する攻撃に拍車がかかることとなりました。

世界に蔓延する中国の腐敗と強制労働所からの産物

グローバル化の進んだ現代社会では、このような出来事は、世界のどの国にも波及しています。特に中国は第二の経済大国です。店先に並んでいる品物は、北京の強制労働所で法輪功修煉者が袋詰めしたものかもしれません。中国の道徳基準の低下により、中国製の玩具に毒性の原料を使うなどの問題が生じています。仕事上で会われている中国の財界、学術界、政界の代表団のメンバーは、加害者・被害者・沈黙の傍観者として、迫害に関与している可能性が高いです。

迫害を国外にも拡大しようとする中共

中共による弾圧運動は、中国国外の人々の生活にも直接現れてきています。中国当局者は、イスラエル、ベトナム、ロシア、米国など様々な国で修煉者に対する嫌がらせや攻撃を繰り返し扇動してきました。このような状況下で、法輪功修煉者の権利を擁護するか、彼らの権利を侵害するかの選択が、私たち一人一人に迫られる日が来ています。この意味で、法輪功とは何かを理解することは重要です。

迫害への対応を通して、中国そして世界で自由と正義のための強力なグループとして現れてきた法輪功修煉者

中国やその他の地域の法輪功修煉者は、中共の弾圧に屈せずに、自己の信念を貫き通してきました。それだけでなく、創造的な方法で迫害を止めるために日夜、努力しています。中国国内では、中国人が中共の虚言を見抜き、将来悔いるような行為を犯さないように、ビラやDVDを手作りで作成し、横断幕を吊るしています。このような資料は、数千枚単位で配布され、人里離れた小さな村にも届けられています。中国国外では、法輪功修煉者はテレビのドキュメンタリー番組を制作したり、検閲を乗り越えるためにインターネットのソフトウェアをデザインしたり、強制労働所に電話を入れたり、主要な加害者を被告とする訴訟を起こしたりしています。認識を高めるために国内を自転車で回る修煉者もいました。また、世界のコミュニティに真の中国文化を紹介するために、ドラゴンダンスや伝統的な腰太鼓のチームを結成してフェスティバルに参加するなど、様々な活動を行っています。

より多くの中国人が自由と正義のために行動するきっかけとなる法輪功修煉者の行動

中共の虚言が分かり始め、静かに支持や連帯の動きをしてきた中国人がいます。法輪功の家宅調査を事前に隣人に警告する警察官。刑務所で修煉者の瞑想を見て見ぬふりする看守。数百万人が支持する、中共を放棄することを示す、草の根の脱党運動に、匿名で党への忠誠を放棄する役人。一方、中国全土では、拘束される(あるいはもっとひどい状態になる)危険性をものともせず、公に迫害に反対する人々が増えています。弁護士は法廷で法輪功の原告を公然と弁護し、弾圧運動の合法性に疑問を呈しています。一般市民は、法輪功の隣人、友人、同僚の釈放を政府に求める請願書に、実名で署名しています。迫害は続いていますが、一つひとつの不服従な行為が、中共が弾圧を続ける力を弱めています。

命を救う国際的な声

迫害に真っ向から反対しているのは中国人だけではありません。国際的に注視され公的に非難されることで、中国での法輪功修煉者、罪のない他の人々に対する虐待が軽減されることは、幾度も経験してきました。嘆願書への署名、手紙、フェイスブック上のリンク共有、厳粛な祈りを捧げるだけでも、法輪功の良心の囚人で溢れる強制労働所がなくなり、1990年代初頭のように、何千人もの人々が公園で静かに瞑想する光景が溢れる世界に一歩近づくことができるのです。