カナダ人のビジネスウーマン 法輪功を理由に刑期8年
カナダの法輪功コミュニティによる公開書簡
2017年に法輪功を理由に北京で逮捕された孫茜さん。カナダの市民権を持つ、中国で数十億ドル規模の事業を行う生化学企業の副社長である。3年の拘留期間を経て、正式に8年の刑期を言い渡された。
カナダの法輪功コミュニティは、2020年6月30日に北京で下された孫茜さん（54歳）への8年の実刑判決を強く非難した。孫さんはカナダの市民権を持ち、実業家でもある。同コミュニティは、彼女の無条件釈放を中国に要求するように、カナダのトルドー首相とカナダ政府に求めた。
「孫さんの収監と刑期は、良心と信念を抱く基本的な自由を犯罪化する行為である」と、カナダ法輪大法学会の会長・李迅氏は述べた。
孫茜さんは規模にして数十億ドルの事業「北京利德曼生化股份有限公司（北京リードマン生化学株式会社）」の副社長で、精神修養法である法輪功を修めていた。
2017年2月19日、20人以上の警官が北京の孫さんの自宅に押し入り、孫さんを連行した。中国共産党（中共）による法輪功への21年間の違法迫害の一環である。
李迅氏は次のように述べている。「孫さんは3年以上、邪悪政権に苦しめられています。彼女は不法に拘束され、肉体的・精神的な拷問を受けています。足かせ、手枷をかけられて鋼鉄の椅子に繋がれ、唐辛子スプレーを吹きかけられ、洗脳と心理操作の状態にあると報告されています。裁判では、中国共産党当局の圧力で、11人の弁護士が交代したことを詳述するニュース報道もあります」
「私たちは中共による孫さんへの違法な投獄と判決を非難します。孫さんは無実であり、最初から逮捕されるべき人物ではありません。法輪功への迫害は、国連憲章、その他の国際人権条約に違反するものです。中国の憲法と法律そのものにも違反しています」
「歴史上、人道上の危機に対して法輪功迫害ほど国際対応が欠如した例はありません。私たちは、正当なこととして、彼女の無条件釈放と法輪功迫害の停止を中共政権に要求して公に法輪功迫害を非難するように、カナダのトルドー首相とカナダ政府に求めます。正当なことです」
現在、孫茜さんのほかに、カナダと関係を持つ8人の法輪功学習者が中国で拘束されており、この中の最長刑期は16年である。
カナダ法輪大法学会の会長・李迅氏の連絡先：613-853-7494
