昆明市の劉志明氏、二審で不当に有罪判決 〜家族が責任者を告発

劉志明さんと9歳の息子(minghui.org)

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中国雲南省昆明市の法輪功学習者・劉志明さん(51歳)は、2023年11月16日、西山区公安分局と国内安全保衛局に逮捕され、西山区拘置所に拘束されている。2024年4月19日、西山区法院は劉志明さんに対する裁判を開き、その日の午後に判決が伝えられた。

劉志明さんは懲役3年6か月、罰金1万元の判決を受けた。劉志明さんは判決を不服として、昆明市中級法院に上訴したが、二審の公開法廷は拒否され、一審判決を維持するという裁定が下った。

劉志明さんの妻・程雲さんは、夫の事件を担当した検察院の張麗雲検察官と西山区法院の程藝珺裁判官を告発した。

程雲氏は告発状の中で、劉志明さんが法輪功を学ぶようになってからの変化について詳しく述べている。

劉志明さんは法輪功を学んだ後、争い好きで極端だった性格が穏やかになり、自閉症の姉を根気強く献身的に世話するようになったという。また、息子の教育にも真摯に向き合い、息子は品行方正で優秀な少年に成長したと記されている。

劉志明さんは一審の不当な判決を不服として上訴したが、昆明市中級法院は公開法廷を開くことを拒否し、家族が提出した弁護人委託状などを受け取ることも拒否した。最終的に金裁判官は親族弁護の権利を剥奪し、不当な判決を維持する裁定を下した。

程雲さんと親族弁護人は裁判官の違法行為について中級法院の信訪弁公室(中華人民共和国の陳情制度を扱うオフィス)に相談したが、親族弁護には委託状と身分証明書のコピーだけで十分だと言われ、裁判のやり方に苦情を出すとは聞いたこともない、との回答を受けた。その後、程雲さんが金裁判官に電話をしても、一切つながらなくなったという。

程雲さんは、今回の一連の出来事について、「法輪功は良い功法であるにもかかわらず、中国では長年にわたり不当に弾圧されてきました。夫は法輪功を学ぶことで、心身ともに健康になり、家族を大切にする良い人になりました。このような不当な扱いを受けることに悲しみと憤りを感じています」と訴えた。

また、程雲さんは「夫は無実であり、自由の身になるべきです。私は最後まで諦めず、法律の範囲内で夫の無罪を勝ち取るために戦い続けます」と語気を強めた。