強制的に臓器摘出された被害者、脅迫と不法侵入に遭う

2004年8月9日、ワシントンD.C.で行われた座談会で、中国の刑務所での体験を語る程佩明さん(右)。2024年11月2日、彼のニューヨークの自宅に何者かが侵入し、裏庭に深いタイヤ痕を残した。彼は、口封じのための脅迫であると疑っている。

2004年8月9日、ワシントンD.C.で行われた座談会で、中国の刑務所での体験を語る程佩明さん(右)。2024年11月2日、彼のニューヨークの自宅に何者かが侵入し、裏庭に深いタイヤ痕を残した。彼は、口封じのための脅迫であると疑っている。

ニューヨーク — 中国における臓器収奪の初の生存者として知られる程明(チェン・ペイミン)氏は、中国共産党による残虐行為を証言した後、米国で命が狙われている。新たに公開されたオンライン記事とリークされた内部情報によると、党指導部は程氏の件に注目し、中国公安当局は程氏に対する誹謗中傷、懐柔、あるいは殺害を試みているという。

法輪大法情報センターのリーヴァイ・ブラウダ氏は、「彼は恐ろしい中国の刑務所を生き延び、自由に話せる米国へ命をかけて逃げてきた」と話す。「中国政権は程氏の証言が公になることを恐れ、ここ米国で彼を黙らせようとしている。中国共産党とその一味が、彼のような人を我が国で違法に攻撃することを許してはならない」


7月〜10月にかけて、程氏は全国各地でシンポジウムやドキュメンタリー上映会に参加し、自身が受けた拷問と臓器摘出について語った。彼は法輪功学習者であることを理由に投獄され、強制的に臓器を摘出されたという。彼の悲惨な体験は、改めて中国共産党による犯罪を浮き彫りにした。医療専門家も、彼の肝臓と肺の一部が摘出されていることを確認し、彼の証言を裏付けている。

情報によると、中国共産党指導部とそのエージェントは、程氏の件を重視し、臓器移植の濫用と法輪功への迫害に大きな関心が集まることを警戒している。ある内部情報筋によると、政権は程氏の信用を失墜させ、必要であれば「彼を殺し、自殺に見せかける」ために、組織的に動いているという。この1ヶ月間、彼は数回にわたり不審な脅迫を受け、彼のニューヨークの自宅には何者かが侵入している。

中国政府の報告書

2024年10月24日、天津市公安局のウェブサイトは、中国共産党傘下の中国反カルト協会の記事を掲載し、程明氏が嘘をついているとする虚偽の告発を行い、彼の証言を否定した。記事は、黒竜江省当局が程氏の家族、親戚、刑務所の職員、医療関係者に「綿密な」聞き取り調査を行ったとし、彼らの様々な証言を引き合いにして、程氏の証言を覆そうとした。記事は『中国青年報』などの中国国営メディアに転載されている。

程氏に対する攻撃は情報空間の外にまで及び、彼の身に迫っているという複数の証拠が出ている。10月31日、法輪大法情報センターは、中国国内に情報網を持つある研究者が公安関係者から受け取ったメモを受け取った。メモは程氏に対する脅威が高まっていることを警告したものだった。メモによると、黒龍江省の公安当局は、程氏に圧力をかけて主張を撤回させ、あるいは法輪功に反旗を翻させる、もし成功しなければ、彼を黙らせるという3つの戦略を取っている:

1.公安局の第一の戦略は、中国に帰国するよう程氏を説得すること。彼の親族や友人を動員し、公式・非公式のルートを通じて圧力をかける。

2. 第二の戦略は、臓器摘出に関する証言を撤回させること。彼の友人や政府幹部を米国に渡航させ、家族の安全を保障するなどの報酬を提示する。

3. 最初の二つが失敗した場合、3つ目の戦略は程氏の命を脅かすこと。自殺に見せかけて証拠を消し、これ以上の証言を阻止する。内部情報筋は、「黒竜江省公安局が計画実行を担当し、すでに準備を進めている 」と話す。

この情報提供者は、法輪功に同情的な人物である。彼は、中国共産党が重要な証言者の信用を失墜させ、危害を加えようとすることに懸念を抱いている。彼は程氏、海外の研究者、そして世界の法輪功コミュニティに対して、次のように警告している:

「程氏の親戚は中国にいるため、中国共産党が彼をコントロールすることは難しくない。程氏は覚悟しておくべきだ。要するに、この『公開証言』は大きな波紋を呼び、中国共産党指導部は深刻に受け止めている。従って、すべての部門が程明を狙っており、手柄を立てて報酬を得ようとしている。彼は非常に不利な立場だ」

エスカレートする脅迫

この情報が伝えられた数日後、ニューヨーク州にある程氏の自宅で事件があった。2024年11月2日、午前4〜6時の間に、何者かが彼の家に侵入したという。ガレージのドアのボルトがこじ開けられ、家の2つのドアは開錠されたままだった。更に、裏庭に続く深いタイヤの跡も発見された。防犯カメラと警報器は午前1時12分〜6時18分の間、不審にも停止していた。午前11時15分頃、彼は警察に被害届を提出した。

この不法侵入事件が発生する以前の3ヶ月間、程氏と彼の車を狙った事件が複数回おきた。10月に米国のデラウェアで開催されたドキュメンタリー映画『国家の臓器』の上映会で、程氏が体験を語った後、彼の車の鍵が何者かによってロックされていた。また2度にわたり、タイヤに釘が刺さっていることを発見した。一度目は運転中にタイヤが破裂したが、幸いにもケガ人はなかった。


法輪大法情報センターのインタビューに応じた程明氏は、「彼らの口封じは通用しない」と語る。

「私は怯まずに真実を明らかにする。私は心身ともに健康であり、アメリカには信頼できる友人やコミュニティがある。決して証言を撤回することはないと、覚えておいてほしい」

法輪大法情報センターは、米国政府の関連機関に対して、直ちに程氏を保護し、この国境を越えた弾圧キャンペーンを阻止するよう強く求めている。