米下院、「法輪功保護法案」を全会一致で可決 ー 中国共産党の残虐行為に対抗
【ワシントンD.C.】— 米下院は2025年5月5日、超党派の重要な動きとして、「法輪功保護法案」(H.R.1540)を全会一致の音声投票で可決した。この法案は、法輪功修煉者に対する残虐な迫害、特に国家ぐるみの生体臓器収奪を含む人権侵害について、中国共産党の責任を追及することを目的としている。
法輪大法情報センターのリーヴァイ・ブラウデ代表理事は、次のように述べている。「数十年にわたり、中国共産党は法輪功を弾圧するために、組織的な拷問や臓器目的の殺害を含む、残虐かつ違法なキャンペーンを展開してきた。この法案の可決は、米国下院の明確な立ち位置を明らかにし、これらの犯罪には必ず代償が伴うことを示したのだ」
この法案は、スコット・ペリー下院議員(共和党・ペンシルベニア州)が提出。両党の議員が共同提案者として名を連ねている。法輪功修煉者に対する中国共産党による数十年にわたる迫害に対し、米議会が法的拘束力で対処に取り組む初の立法措置となる。
スコット・ペリー下議員は、採決直前の本会議場で次のように語った。「H.R.1540は歴史的な前進である。私たちは法輪功修煉者のためだけでなく、中国共産党の抑圧という暴政の下で、苦しむ何百万の人々のために、共に立ち上がる必要がある。米国は常に、真・善・忍の理念を擁護する国であることを実践しよう」
共同提案者の一人であるパット・ライアン下院議員(民主党・ニューヨーク州)は、「中国共産党の悪質な加害者や臓器密売人に対して、この言葉では言い表しようもない犯罪を可能な限りの手段を講じて、責任追及する必要がある」と述べた。
法案の概要
中国共産党は、約26年にわたり数千万人の法輪功修煉者を迫害してきた。恣意的な拘束、強制労働、組織的な拷問、生体臓器収奪などが迫害の手法だ。拘束中の死亡例も数千件、記録されている。これまで米議会は、こうした人権侵害を非難する複数の決議を採択してきた。しかし今回の法案は、加害者に責任を問う米国初の法的拘束力を持つ立法措置となる。
「法輪功保護法案」の主な条項は以下の通り:
制裁措置:臓器収奪に関与した個人に対し、ビザの発給禁止および資産凍結を実施する。
残虐行為の評価:米政府に対し、2018年の「エリ・ヴィーゼル大量虐殺および残虐行為防止法」に基づき、法輪功に対する中国共産党の迫害が「残虐行為」に該当するかどうかを正式に評価することを義務付ける。
責任追及:大統領が制裁対象者のリストを提出し、毎年更新する。
透明性の確保:中国の臓器移植の実態および当該分野における米中間の協力関係について、包括的な報告書を作成することを義務付ける。
現在、この法案は下院で可決を受け、上院での審議を待っている。テッド・クルーズ上院議員(共和党・テキサス州)は、2025年3月3日、対応する上院版法案(S.817)を提出した。上院での動きは、この法案を法律として成立させるための重要な鍵を握っている。
超党派の支持
下院本会議では、超党派の支持が審議の場で明確に示された。法案の審議を主導したブライアン・マスト下院議員(共和党・フロリダ州)は、中国共産党の体制について、拘束された人々を「国家主導臓器収奪システムのための人体在庫」であり、「野蛮」だと非難。この残虐行為に立ち向かうために「満を持しての対応」であるとして、この法案の支持を訴えた。
民主党からの支持も明確に示された。ジョン・オルシェフスキー下院議員(民主党・メリーランド州)は、生体臓器収奪について「人権と身体の自己決定権を踏みにじる重大な人権侵害行為だ」と強調した。「私たちは被害者と共に立ち、彼らが忘れ去られていないことを示し、加害者たちが正義に直面するようにさせねばならない」と語った。また、この法案に盛り込まれた報告義務については、「こうした重大な人権侵害の実態を米国がより深く理解し、より効果的に対処するための手がかりとなる」と述べた。
他の民主党議員も、この法案への支持を表明している。以前、グレッグ・スタントン下院議員(民主党・アリゾナ州)は、迫害による人道的被害の深刻さを強調した。「信仰を理由に投獄され、生体臓器を強制的に奪われる人々の恐怖と絶望を想像してみてください。これは単なる統計でも、遠い国の出来事でもない。実在する人々が、言葉では言い表せない苦痛と恐怖に耐えているのだ」と述べた。
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