国際信教の自由サミット2025
2025年2月5日〜7日、国際信教の自由(IRF)サミットが米国会議事堂とワシントン・ヒルトンで開かれ、30を超える宗教や伝統的信条を持つ支持者、国会議員、指導者ら数千人が参加した。同イベントは90以上の団体の支援を受け、世界中で信仰の自由を促進し、信仰者の身に迫る人道に対する罪に取り組むことを目的としている。
サミットに招かれたJ・D・ヴァンス米副大統領は演説で、信教の自由に対する現政権のコミットメントを改めて強調し「国内外の全ての信仰を持つ人々のために、より完全に宗教の自由を守る。我々には、まだ沢山のやるべきことがある」と述べた。
講演者の一人として参加した法輪功修煉者は、中国共産党が中国国内のみならず、海外においても迫害をエスカレートさせていると指摘した。
国境を越えた迫害への懸念
IRFサミットでは連日、2024年〜2025年にかけて、中国共産党によって行われた法輪功に対する迫害が取り上げられた。講演者らは国境を越えた弾圧や中国国内の最新情勢など、エスカレートする迫害について重要な見解を提示していった。
2月4日、法輪大法情報センター(FDIC)のリーヴァイ・ブラウダ代表理事は、国境を越えた弾圧に関する分科会に参加し、多くの聴衆を集めた。ブラウダ氏によると、中国共産党は彼と彼の家族、FDIC、また海外の法輪功学習者を黙らせるために、あらゆる手段を講じているという。彼の実直な発表は大きな関心を呼び、出席者は中国政府の企みや、それに対抗する方法について旺盛に質問した。
2月5日、中国共産党による家族への迫害について、リディア・ワンさんが自分の体験を語った。母親の劉愛華さんは11回逮捕され、現在は湖南省の女子刑務所に収監されている。リディアさんの父親は度重なる拷問を受けた後、2009年に亡くなった。絶え間ない嫌がらせ、逮捕、脅迫にもかかわらず、リディアさんと彼女の家族の信仰は堅い。
迫害は両親だけでなく、リディアさん自身にも及んだ。彼女の兄がアメリカで神韻芸術団に入団すると、中国当局は圧力を強め、彼女を脅した。リディアさんの母親を何度も拘束し、中国共産党に勤務するリディアさんの夫に圧力をかけ、彼女の信仰を捨てさせるよう説得した。彼女は仕事と家族を失い、中国の一人っ子政策によって2人目の子供さえも失う寸前だったが、アメリカに逃れ、一人でニューヨークで出産した。母親は中国で収監されたままだった。
リディアさんの体験談は数百万に上る実体験のひとつに過ぎない。一方、中国共産党の弾圧は国境を越えて広がっている。リディアさんによると、米国にある神韻のトレーニング・センターや、国会議員などが、何度も脅迫を受けているという。こうした危険にもかかわらず、彼女は迫害の事実を人々に伝え、正義を求め続けている。母親を米国へと救出することを望んでおり、世界中の法輪功修煉者を保護するために、より強硬な措置を取るように議員らに促した。
異なる宗教の連帯
今年のIRFサミットでは、様々な信仰を持つ人々が中国共産党の迫害に反対し、明らかに宗教間の連帯が高まった。ガス・ビリラキス米下院議員とビッキー・ハーツラー元下院議員は、法輪功を標的とする国境を越えた迫害を非難し、英国のアンバ・アンガエロス大主教は、ロンドンの中国領事館前で、毎日、夜昼休むことなく静かに抗議する法輪功学習者の勇気を称えた。
信仰の自由を掲げるREFCEMIの創設者アンバ・アンガエロス大司教(左)と家族が迫害されたリディア・ワンさん(右)。2025年2月5日、IRFサミットで。
法律に詳しいアマール・イスラム氏は、中国共産党による法輪功への迫害は、投獄、拷問、思想弾圧を通じた広範にわたる組織的な根絶であり、「ジェノサイド」にあたると指摘した。また、IRF円卓会議の共同議長であるグレッグ・ミッチェル氏は、中国共産党による虐待を明らかにするために、継続的な調査と支援が重要だと強調した。米国の「国際信教の自由」委員会のスティーブン・シュネック委員長は、法輪功に対する迫害を追跡していると述べ、受賞歴のあるキリスト教活動家エリック・オズベン氏は、信教の自由を求める闘いが信仰の違いを越えて共有されていると述べた。
ハーツラー元下院議員は、リディアさんに心からの同情を示した。自身も母親である同氏は、迫害と悲しみ、母親との離別、そして故郷を離れて生活を立て直すことを余儀なくされているリディアさんの話に心を痛めたという。
「キリスト教徒、ユダヤ教徒、法輪功、アハマディ教徒、その他の宗教の少数派に対する迫害は容認できない。彼らの苦しみは悲痛なものであり、その数はあまりにも多い。恐怖と抑圧によって沈黙させられている人々の声を広げていくことは、我々に課せられた共同責任だ」 — ガス・ビリラキス議員
同サミットでは、法輪功に対する多くの支持が得られた。信仰の自由を求める世界的な闘いにおいて、法輪功は極めて重要なケースであるという認識が広がっている。議員や信仰の指導者を含む多くの出席者は、正義を守り、法輪功に対する迫害問題が見過ごされないために取り組む姿勢を見せた。
昨年のIRFサミットのハイライトはこちらへ(英語記事)

英語原文:https://faluninfo.net/what-you-missed-at-the-international-religious-freedom-irf-summit-2025-falun-gong/








