習近平の訪問に先立ち、セルビアの法輪功学習者を拘束
【ニューヨーク発】セルビア警察は5月7日(火)、習近平氏のベオグラード訪問に先立ち、法輪功学習者6人と親族2人を拘束した。習近平氏がブダペスト行きの飛行機でセルビアを発った後、学習者らは5月8日夜に釈放された。
「かつて共産主義体制から脱却した自国の歴史と記録に誇りを抱いていた国が、法輪功学習者を不当に拘束し中国共産党に同調する姿を見るのは遺憾なことです」と法輪大法情報センタースポークスマンの張二平氏は述べた。「明らかに中国共産党に扇動されたもので、中国共産党が国内の弾圧を海外でも行っていることの証です」
拘束されたデヤン・マルコヴィッチさんの娘サラ・マルコヴィッチさんは、ラジオ・フリー・ヨーロッパの取材に対し、「明確な理由の説明なしで、警察署に連行されました。事情聴取だと言われました」と語った。学習者とその家族は数カ所で24時間拘束された。習近平が現地を発った後、6人全員が釈放された。
「君たちが良い人だということはわかっている。尋問はしない。質問する必要はない。でも、地方検事が48時間の拘留を要求してきた」と警察の主任に言われたと、デヤン・マルコヴィッチさんはエポックタイムズに語った。
過去にも、2014年の李克強の中東欧・中国首脳会議訪問に際しての抗議デモに先立ち、11人の法輪功学習者が拘束されている。
ロシアが最近法輪功学習者を拘束したことと並んで、この事件は、法輪功学習者の声を抑圧するように圧力をかける中国共産党に屈する国があるという不穏な傾向を示すものである。
2015年、元中国共産党中央委員会委員で政法委員会主任の孟建柱は、習近平の旅行中、法輪功の抗議やアピールを防ぐ措置を取らせたことの成功を自慢し、法輪功学習者を拘束することを 「海外での闘争の突破口」と見なしていた。
英語原文:https://faluninfo.net/serbian-falun-gong-practitioners-detained-ahead-of-xi-jinpings-visit/
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