最新情報:ロシアの裁判所 ー 法輪功を修めることで、ほぼ2ヶ月の拘留命令
【ニューヨーク発】5月4日、モスクワのトゥシンスキー地方裁判所の裁判官は、ロシアの法輪功学習者ナタリヤ・ミネンコワさん(46)を1カ月と25日間拘束するように命じた。ミネンコワさんに関しては、現在捜査中であるが、法輪功を実践し活動を手配したことがその理由であり、裁判にかけられ、投獄される可能性がある。
以下は、法輪大法情報センターの常務理事リーヴァイ・ブラウデ氏のコメント。「ミネンコワさんの拘留を命じたことで、ロシアは共産中国と肩を並べることになりました。心を修め、法輪功の真・善・忍の教えに沿って生きることを志しただけで、投獄されてしまう国となったのです。この恥ずべき行為は、ロシアの自由をさらに蝕み、ロシアが中国の共産主義政権との結びつきを強化しているという不穏な状況を示すものです」
ミネンコワさんはモスクワで法輪功のグループの調整役だ。5月3日早朝の家宅捜索で拘束された3人の法輪功学習者のうちの1人だった。別の学習者の親族も拘束されたが、すぐに釈放された。ミネンコワさんは、ロシア刑法284条 第1項「外国または国際的な非政府組織の活動を行うこと」に対する規制に基づき起訴されており、この条項は過去にロシアでジャーナリストや市民団体を取り締まるために使用されたことがある。法廷文書によれば、9年の懲役刑が言い渡される可能性がある
モスクワの公園で瞑想するナタリヤ・ミネンコワさん。2022年7月。
ロシアのメディアは彼女を “セクトの指導者 “とし、中国共産党の虚偽の宣伝を繰り返した。他の2人の法輪功学習者、スヴェトラーナ・キセレヴァ氏とエレミン・ミカエル氏は証人として拘留されたが、釈放されたと報じられている。
前述のブラウデ理事は次のように指摘している。「ミネンコワさんがしていたことは、公園で音楽を流し、他の人に瞑想のやり方を指導し、法輪功の書籍の読書会を自宅で行っていただけ。自分が法輪功から得たものを他の人と共有したいと願ってのことで、お金を一切取らずにボランティアとしてやっていました。法輪功は “(宗教の)セクト “でもないし、ミネンコワさんは “指導者 “でもありません。ロシア政府の管理下にあるメディアは、この事例に関して、全く異なる虚偽の印象を伝えています。」
ミネコワス氏に対する家宅捜査、ロシア当局による法輪功学習者に対するこれまでの嫌がらせに関する詳細については、「緊急報告:法輪功学習者4人、ロシアで拘束」を参照してください。
「法輪大法情報センター」は、このニュースの進展を引き続き報道して参ります。お問い合わせは [email protected] (英語のみ)まで。
英語原文 https://faluninfo.net/update-judge-in-russia-sentences-woman-to-nearly-two-months-for-practicing-falun-gong/