書籍

中国での法輪功、人権問題をテーマとする書籍を集めました。


かつてなき邪悪な迫害 ― 人類の善性を滅ぼすもの

トルステン・トレイ/朱婉琪 編集

博大出版 2016年発行

中国共産党は、1989年の民主化運動鎮静後、世紀を跨いで再度、民衆の信仰に対する絶滅運動を市場最大規模で展開している。被害者は1億人を超え、酷刑や虐殺の手段は数十種に及び、その残酷さは中国内外を震撼させている。国連人権理事会、アムネスティー・インターナショナルなどの国際人権機関は、この迫害案件に関し15年以上にわたって資料の収集・整理を行なってきた。欧米各国政府ならびに国会は、国際人権規約に反する中共の弾圧と残虐行為に年々強い関心を示し厳しく非難している。欧米とアジアの19人の執筆者による『かつてなき邪悪な迫害』は、江沢民が発動した法輪功迫害ならびにその迫害が人類にもたらしている広範かつ深刻な影響について、メディア、社会、政治、経済、医学、法学、文化などの各方面から分析している。


中国臓器狩り:中国での法輪功修煉者に対する臓器収奪

デービッド・マタス 、 デービッド・キルガー 共著

アスペクト社 2013年発行

法輪功とは中国の古代から伝わる修煉法を起源とし、1992年に中国で広められた気功・精神修養法である。中国共産党は、法輪功が急速に幅広く受け入れられるようになったことに警戒し、共産党の絶対的なイデオロギーを脅かす恐れがあるとして、1999年に禁止命令を下す。法輪功の修煉者は何十万人と逮捕され、信念を放棄するように要求される。放棄しなければ拷問を受ける。それでも放棄しなければ行方不明となる。2006年に、行方不明者は臓器のために殺害され、そのほとんどが国外からの移植ツーリズムのために巨大な金額で売られているという疑惑が浮上した。臓器のために囚人が殺害されている事実は一般に受け入れられている。


中国の移植犯罪:国家による臓器狩り

デービッド・マタス、トルステン・トレイ 編集

自由社 2013年発行

中国の臓器移植件数は米国に次ぐ。他国と異なり、中国での移植用臓器は事実上、囚人からのものだ。その多くは「良心の受刑者」だ。

受刑者を臓器のために殺害することは、最も基本的な医療倫理にもとる。『国家による臓器狩り』では、この乱用における中国国家の関与を考察する。四大陸からの多様な知識人が、この人権侵害に立ち向かう方法に関しての見解や洞察を寄稿する。読者に情報を提供し、中国での臓器移植の乱用を停止するために影響を及ぼすことを願って編纂されている。